
1.坐骨神経痛は、どんな症状?
坐骨神経痛では、お尻から脚にかけて痛みやしびれが現れます。片側の太ももの後ろから、ふくらはぎ、足先まで広がることがあり、焼けるような痛みや感覚の鈍さ、力の入りにくさを伴う場合もあります。[1]

背景には腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などがあり、原因によって対応は変わります。お尻の筋肉が硬いことだけで、痛みやしびれの原因を決めることはできません。[1][2][4][5]
たとえば、歩くと脚がつらくなり、休むとまた歩ける症状は、腰部脊柱管狭窄症でみられます。ただし、脚の血流の問題でも似た症状が出るため、これだけで自己診断せず、医療機関で確認しましょう。[5]

2.すぐに受診したい変化
次の症状があるときは、ストレッチや施術より救急受診を優先してください。自分で運転せず、移動が難しい場合は119番を利用します。[1]
- お尻から両脚に痛みやしびれがある、または両脚に強いしびれ・脱力がある、あるいはそれらが悪化している。
- 股の間や肛門の周りの感覚が鈍い。
- これまでと違って尿が出にくい・出ない、尿や便を漏らす、便意が分からない。
腰痛に発熱・悪寒・全身の具合の悪さを伴う、急に強い痛みが出た、痛みが急速に悪化する場合も、当日中に医療機関へ相談してください。[3]
片脚でも新たに力が入りにくくなった、安静にしていても痛みが軽くならない、痛みが悪化している場合は、放置せず速やかに整形外科を受診しましょう。[2]

3.座り続けず、できる日常の動きを続ける
第2章の症状がなく、医師から動きを制限されていない場合は、できる範囲で日常の活動を続けます。長時間座り続けたり、横になり続けたりせず、同じ姿勢を途中で変えましょう。[1]
机に向かう仕事なら、作業の区切りで立つ。散歩なら、つらくなるほど距離を延ばさず、短い範囲から様子を見る。まずは生活の中で無理なく変えられるところを選びます。何分・何歩と一律に決める必要はありません。
運動やストレッチで痛みが悪化する場合は、その動きを中止して医療機関へ相談してください。しびれや力の入りにくさが新たに出た場合も、我慢して続けず第2章の受診目安を確認します。[1][3]

お尻や太ももを強く押す、脚を限界まで伸ばすといった方法を、症状だけで選ばないようにしましょう。取り組む運動が分からない方は、診察を受けた医師や理学療法士に、自分に合う内容を確認してください。[2]
4.症状が続くときに伝えておきたいこと
日常生活に支障がある、悪くなっている、数週間たってもよくならないときは、医療機関へ相談します。病名がすでについている方も、症状が変わったときは再度伝えてください。[1]
受診の際は、次の点を短くまとめておくと説明しやすくなります。
- 右か左か。お尻・太もも・ふくらはぎ・足先のどこまで症状があるか。
- 座る、立つ、歩くなど、どの場面でつらくなり、何をすると軽くなるか。
- 感覚の鈍さや力の入りにくさ、歩ける距離の変化があるか。
- これまでの診断と治療、使っている薬、運動について受けた指示。

医療機関では、脚の感覚や筋力、症状の出方を診察し、必要に応じて画像検査などと合わせて判断します。痛い場所を押して反応を見るだけでは、原因は確定できません。[2][4]
5.お尻から脚のつらさを当院で相談するときは
からだ鍼灸整骨院では、座っていられる時間や歩く際の困りごとを伺い、姿勢・動作と筋肉の状態を確認します。施術の内容を説明し、刺激の強さを調整しながら、できる範囲で動作の変化を確かめます。
診断を受けている方は、医療機関での説明や運動の指示をお知らせください。神経症状の原因を調べる診察や、薬・手術の判断は医療機関で行います。当院での相談を理由に、予定されている診察や治療を中断しないでください。
ご相談では「仕事中に座っていると右脚がつらい」など、いちばん困る場面からお聞かせください。第2章の症状がある場合は、LINEの返信を待たず医療機関へ連絡してください。

処方された痛み止めを使っても生活に支障がある方へ、再受診で伝えたいことと薬の使い方を見直す目安をまとめています。
参考資料
資料確認日:2026年10月6日。一般的な情報であり、個別の診断に代わるものではありません。
- NHS「Sciatica」 — お尻から脚にかけての症状、日常の活動、両脚や排尿・排便の異常などの緊急受診。受診先は日本向けに調整。
- 日本整形外科学会「腰痛」 — 原因に応じた診断と治療、悪化・発熱・下肢の脱力などの受診、個別の運動相談。
- NHS「Back pain」 — 急な強い腰痛や発熱・全身不調の早急な相談、運動で痛みが悪化する場合の中止。
- 日本整形外科学会「腰椎椎間板ヘルニア」 — 腰・お尻から脚の痛みやしびれ、下肢の筋力・感覚と画像を合わせた診断。
- 日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」 — 立位・歩行で悪化する脚の症状と、血流障害など似た症状を呈する病気との区別。
6.院長紹介

からだ鍼灸整骨院 代表 長野 圭佑
保有資格・専門分野
- 鍼灸師・柔道整復師(国家資格)
- NESTA PTI(パーソナルトレーナー)
- アクティブリリーステクニックマスタープロバイダー
- 臨床トリガーポイント
- TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)





