
1.変形性膝関節症でも、運動は続けられる?
変形性膝関節症では、状態に合う運動を続けることが治療の一部になります。太ももの筋力を保つ運動と、膝の曲げ伸ばし、無理のない全身運動を組み合わせます。運動の種類や回数は、担当医や理学療法士と相談して決めましょう。[1][2][3]

変形性膝関節症では、関節の軟骨や骨に変化が起こり、立ち上がりや歩き始めの痛み、腫れ、曲げ伸ばしにくさなどが現れます。原因には加齢だけでなく、体重、過去のけがなども関わります。「太ももの筋肉が硬いから変形が進む」と一つの理由で説明できるものではありません。[1]
動かす前に、第2章の症状がないか確認してください。すでに運動や荷重について指示を受けている方は、その範囲を守ります。回数を増やすことより、今の膝で続けられる内容を選びましょう。[2][3]

2.膝を動かす前に確認したい症状
膝が非常に痛い、体重をかけられない、動かせない、強く腫れている・形が変わった場合は、その日のうちに医療機関へ相談してください。膝が引っかかって動かない、急に崩れるような症状も、自己判断で体操を続けないようにします。[4]
発熱や悪寒があり、膝が赤く熱をもっている場合も、早急な受診が必要です。いつもの変形性膝関節症の痛みと決めずに相談しましょう。[4]
診断を受けていない方は、音が鳴る、O脚に見えるといった点だけで病名を判断しないでください。整形外科では、痛みの経過、膝の動きや腫れ、必要な画像検査を合わせて確認します。[1]

3.立ち上がり・階段・歩行で困ることを減らす
相談するときは、「椅子から立つ瞬間が痛い」「階段を下りるのがつらい」「歩く途中で休みたくなる」など、いちばん困る動作を伝えます。痛む動きを何度も繰り返して確かめる必要はありません。
運動は、教わった内容を少ない負担から
膝を支える筋肉を鍛えることと、膝の動きを保つことが基本です。筋力運動だけ、ストレッチだけに偏らず、担当医などと決めた計画に沿って取り組みましょう。[2][3]
運動中に痛みが強く増す、腫れが悪化する場合は、その運動を中止して医療機関へ相談してください。何日も我慢して回数をこなさず、運動の内容や量を調整します。第2章の症状があるときは、運動より受診を優先します。[3][4]

生活の中で、膝を深く曲げ続ける場面を減らす
正座を無理に続けず、椅子を使うなど、膝を深く曲げ続けない過ごし方を選びます。歩行や階段が大変な方は、杖や装具などの補助も医師・理学療法士に相談できます。[1][3]
体重が多い方では、体重管理も選択肢になります。急な食事制限や運動量の増加ではなく、身体の状態に合う方法を医療機関で相談しましょう。[1][3]

4.薬・注射・手術は、何をもとに選ぶ?
治療は、痛みの程度、動きにくさ、生活への影響などをもとに選びます。運動療法に加え、薬、注射、装具などが用いられ、十分な改善が得られない場合には手術も検討されます。[1][3]
手術を勧められて迷っているときは、「今の生活で何が難しいか」「これまでの治療で何が変わったか」を伝え、期待できる変化、リスク、術後の生活やリハビリについて担当医に確認してください。
筋肉への施術で軟骨が元に戻る、変形の進行を必ず止められるとは言えません。処方された薬や注射、予定された診察を自己判断で中断せず、治療を組み合わせる場合も担当医に相談しましょう。[1][3]

5.膝の痛みを当院で相談するときは
静岡市葵区のからだ鍼灸整骨院では、立ち上がり・歩行・階段などの困りごとを伺い、膝と股関節、足首の動きや筋肉の状態を確認します。施術の内容を説明し、前後で同じ動作をできる範囲で確かめながら進めます。
整形外科での診断や、現在受けている治療、運動についての指示があればお知らせください。当院でのケアは、医療機関での診断や手術の判断に代わるものではありません。膝の痛みへの施術と、日常生活でできる工夫についてご相談いただけます。

まだ膝の痛みの診断を受けていない方は、膝が痛いときに確認したいことと受診の目安を先にご覧ください。
参考資料
資料確認日:2026年10月6日。一般的な情報であり、個別の診断に代わるものではありません。
- 日本整形外科学会「変形性膝関節症」 — 症状、診断、運動療法・薬・注射・手術などの選択肢。
- 日本整形外科学会「変形性ひざ関節症の運動療法」 — 筋力と膝の動きを保つ運動。内容や回数は担当医と相談する。
- NHS「Osteoarthritis — Treatment and support」 — 状態に合う運動計画、体重管理、生活上の補助、手術を検討する場面。
- NHS「Knee pain」 — 強い痛み、荷重不能、強い腫れ、発熱を伴う赤み・熱感などの緊急相談。受診先は日本向けに表現を調整。
6.筆者紹介

からだ鍼灸整骨院 代表 長野 圭佑
保有資格・専門分野
- 鍼灸師・柔道整復師(国家資格)
- NESTA PTI(パーソナルトレーナー)
- アクティブリリーステクニックマスタープロバイダー
- 臨床トリガーポイント
- TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)





