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からだ鍼灸整骨院

〒420-0008
静岡県静岡市葵区水道町86
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膝痛の原因は?痛みを改善するための6つのポイント

変形性膝関節症・ランナーズニー・ジャンパー膝などの膝痛について解説しております。
膝痛は、しゃがみ込みや歩く時など日常生活に支障が出てきます。
膝痛の原因は、膝関節だけの問題ではないことがあります。
膝痛の症状、原因、対処法をご紹介しております。

目次

  • 膝痛とは?
  • 膝関節はどんな関節?働きは?
  • 膝痛の原因は?膝だけの問題ではない?
  • なぜ関節の機能が低下してしまうのか?
  • 膝痛を早く改善する7つのポイント
  • 膝痛による動作制限には、筋膜リリースの必要性があります

膝痛とは?

膝痛は、膝関節周辺に痛みを感じており、炎症や腫脹、動作制限がある状態です。
傷病名の分類では、変形性膝関節症・半月板損傷・ランナーズニー・オスグット・ジャンパー膝など、膝の痛みでも多岐にわたります。

  • 変形性膝関節症は、膝関節の退行性変化により関節周囲の機能が低下し、痛みを感じます。
  • 半月板損傷、側副靭帯損傷は、捻るなどの外傷性の損傷が多いです。変形性膝関節症でも、半月板損傷しているケースもあります。
  • ランナーズニーは、腸脛靭帯炎と言われます。腸脛靭帯と外側広筋の癒着により、腸脛靭帯にストレスがかかり、炎症が生じます。
  • ジャンパー膝は、ジャンプを行う選手に多く見られる膝の痛みです。傷病名の通り、ジャンプをする際や、着地時に膝に痛みを感じます。

膝に痛みを感じる症状は様々です。どの膝痛においても、膝関節の曲げ伸ばし、歩く走る、階段の昇り降りなど日常生活動作で膝に痛みを感じることが多くあります。

膝関節はどんな関節?働きは?

膝関節の骨は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨で構成されています。膝関節の周囲の軟部組織には、関節軟骨・内側半月板・外側半月板・内側側副靭帯・外側側副靭帯・前十字靭帯・後十字靭帯・関節包・大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋等の筋肉があります。
半月板、関節軟骨は、骨と骨がぶつからないように、膝関節のクッションになっています。
靭帯は、骨と骨を繋ぎ、関節の動きを正しい動きを導き、動きを制限しています。
関節包は、膝関節を包み込み、関節包の内側に滑膜があり、そこから滑液を分泌し、関節の動きをスムーズにします。
膝関節をまたぐ筋肉が、膝を動かしたり、姿勢を保ちます。
膝関節の機能は、屈伸(曲げ伸ばし)と回旋(捻る)動作です。

膝痛の症状は?

膝痛の多くは屈伸で痛みが出ます。
特にしゃがみ込みの動作で痛みが出ることが多くあります。
日常生活での痛みは、歩行時・階段の上り下り・座って立上がる時、じっと座っていた立っていて痛みを感じる人もいます。
スポーツ障害での膝痛(オスグッド・ランナーズニー・ジャンパー膝)は、走る時、ジャンプ時、着地時、しゃがみ込み時などで痛みを感じます。
重症化して、足を引きずり代償動作をしていると、膝だけでなく腰痛・股関節痛・下腿~足関節痛になることもあります。

膝痛の原因は?膝だけの問題ではない?

膝痛の原因は、股関節・膝関節・足関節の協調性の低下です。
つまり、膝だけの問題ではない可能性があります。

下半身の動きは、股関節と膝関節と足関節が協調して動いています。
例えば、しゃがみ込みの動作を分解して考えると、股関節は屈曲・膝関節は屈曲・足関節は背屈となります。
股関節・膝関節・足関節と、各関節が正しく機能することで、しゃがみ込みができるのです。
逆に、股関節や足関節の動きが悪く、しゃがみ込みがうまくできないことで、膝関節に負荷が掛かり、膝に痛みを感じているケースなどは良くあります。

もちろん、変形性膝関節症や半月板損傷の損傷では、膝関節にトラブルが起きています。
しかし、なぜ膝関節に変形が生じたのか考えると、股関節や足関節の動きが元々あまり良くないケースがあります。

なぜ関節の機能が低下してしまうのか?

膝関節に限らず、なぜ関節の機能が低下してしまうのでしょうか?
大きく分けて2つあります。

1つ目は、過去に捻挫・打撲・骨折などケガをして、痛みは感じなくなったが、関節の可動性が低下してそのままのケース。

2つ目は、日常生活や運動時での繰り返しの動作や同じ姿勢により筋筋膜、靭帯、半月板、関節包などの軟部組織が癒着や緊張が生じることで、関節の可動性が低下しているケース。
場合によっては、両方の原因が複合しているケースもあります。

負のスパイラルによる筋筋膜の緊張や癒着の波及

ケガをして関節の可動性が低下→代償動作(かばう動作)により、筋筋膜の緊張や癒着が波及→痛みの増加→痛みがある為日常生活動作の低下→代償動作により筋筋膜の緊張や癒着の増加→痛みの増加

このように負のスパイラル(悪循環)に陥ってしまい、日常生活で支障が出てきてしまいます。

その為、ケガの既往、日常生活動作や仕事や運動時など痛みを感じるタイミングでの、動作や習慣や姿勢を確認し、どこの組織に負荷が掛かっているかを分析する必要があります。

膝痛を早く改善する6つのポイント

  1. 『早めに治療を受けること』
  2. 『入浴し血流を良くする』
  3. 『痛みのない範囲でストレッチ』
  4. 『同じ姿勢は極力取らず、軽度の運動を行う』
  5. 『サポーターは極力着用しない』
  6. 『スポーツ障害の場合は、段階的に現場復帰』

1.『早めに治療を受けること』

膝痛を早期改善を目指す場合は、早めに治療を受けることをお勧めします。
なぜなら、原因は膝関節だけでない場合もあり、痛みがあるなしだけでなく、関節の機能の評価や組織の緊張や癒着を見つけ、トラブルが起きている組織に合わせた治療が必要だからです。
整形外科で変形性膝関節症を診断され、ヒアルロン酸注射や痛み止めなど治療を受けて、なかなか改善しない場合も早めにご相談ください。

2.『入浴し血流を良くする』

膝関節に炎症が起きていても、入浴をすることが大切です。
*入浴することで膝がズキズキする場合は避けた方がいいです。
入浴をして、血流を良くすることで筋緊張を改善することができます。

循環器に負担が掛からない深さで、お湯の温度は40度前後、10~15分程度の入浴が効果的です。
*のぼせやすい人や、循環器に問題がある人は無理をしないようにしてください。
*膝痛の場合、バスタブに入る時と出る時に膝に負荷がかかる為注意して、ゆっくり入りましょう。

3.『痛みのない範囲でストレッチ』

お尻や足関節のストレッチをすることで、体の動きが良くなり、膝関節の負担を軽減することができます。
ストレッチの詳細は、準備中の為、お問い合わせください。
*膝の痛みが強い場合は、無理をせず痛みの出ない範囲でストレッチを行うことが重要です。

4.『同じ姿勢は極力取らず、軽度の運動を行う』

長時間の座位や寝ている姿勢では、筋緊張してしまい、次の動き出しで痛みを感じやすくなってしまいます。
その為、仕事や家事での長時間の座位や立位で膝痛を感じるようであれば、15分~30分間隔で一度立上がることで、身体がこわばらないようにすることができます。

また、痛みが出ない範囲で散歩をすることで、血流がよくなり、筋緊張の改善に繋がります。
筋肉は運動することで血液供給量が増え、安静にしている時には、内臓への血液供給量が増えるため、運動することが重要になります。

5.『サポーターは極力着用しない』

サポーターは膝関節を圧迫し、安定性を高める事ができるが、サポーターに依存することで筋力の低下、血流が悪くなる可能性があるため、サポーターは極力着用しないようにします。
ただし、重労働でどうしても重たいものを仕事で持たなくてはならない方や、痛みが強くしゃがみ込み・歩くのが大変な方はサポーターを着用したほうが良いです。

6.『スポーツ障害の場合は、段階的に現場復帰』

オスグッド・ランナーズニー・ジャンパー膝は、段階的に現場復帰を目指すようにします。
例えば、走って痛い場合は、まずウォーキングで痛みが出ないか?確認し、痛みが出なければ、ジョグを10分、15分、30分と増やし、痛みが出なければ、ダッシュの出力を10%、30%、50%、80%、100%で現場復帰という形なります。

ジャンパー膝の場合であれば、走る動作で痛みが出ないのを確認し、軽くジャンプ、大きくジャンプ、連続ジャンプ、実際の動作などと確認をしながら段階を踏み現場復帰していきます。

膝痛による動作制限には、筋膜リリースの必要性があります

膝痛には、膝だけでなく、各関節の動きを評価し、適切な施術の必要があります。
当院ではまず、どこの関節の動きが悪いのか?どこの組織が緊張が強いのか?
そのうえで関節や筋肉の動きを一つひとつ丁寧に確認し、治療の必要性のある部位を治療していきます。
膝関節・股関節・足関節に対しての治療では、筋膜リリースを行います。筋膜リリースは筋膜・靭帯・関節包など通常の治療では難しい組織に対しても、治療方法が確立されており、安全に治療を受けることできます。

膝痛でお困りの方は、ぜひ一度静岡市葵区のからだ鍼灸整骨院にご相談ください。

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