1. なぜ、あなたのお尻から足は痛むのか？〜坐骨神経痛のメカニズムと主な原因〜
坐骨神経痛とは、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて現れる痛みやしびれ、麻痺などの症状の総称です 。これらの症状は、人体で最も長く太い神経である「坐骨神経」が、何らかの原因で圧迫されたり刺激されたりすることで発生します 。
坐骨神経は、腰の脊髄（主にL4-S3神経根）から枝分かれし、骨盤を通り、お尻の深部にある梨状筋（りじょうきん）の下をくぐり抜けます。その後、太ももの裏側を下り、膝の裏でさらに枝分かれして、ふくらはぎや足先まで伸びています。この経路のどこかで圧迫が起こると、その先の支配領域に痛みやしびれが広がるのです。
坐骨神経痛の主な原因としては、以下のようなものが挙げられます 。
- 梨状筋症候群：お尻の深部にある梨状筋という筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を圧迫することで発生します 。長時間座る姿勢や、スポーツによる使いすぎが原因となることがあります。
- 腰椎椎間板ヘルニア：腰の骨と骨の間にあるクッション材（椎間板）が飛び出し、脊髄やそこから枝分かれする神経根を圧迫することで坐骨神経痛を引き起こします 。
- 腰部脊柱管狭窄症：加齢などにより、腰の脊柱管（神経が通るトンネル）が狭くなり、神経が圧迫されることで発生します 。特に、歩行時に足の痛みやしびれが増し、休むと軽減する「間欠性跛行」が特徴です。
- 変形性腰椎症：腰椎の変形により、神経が圧迫されることがあります。
- 姿勢や体の使い方：長時間のデスクワークや中腰姿勢、猫背など、日常生活での誤った姿勢や体の使い方が、腰やお尻の筋肉に過剰な負担をかけ、坐骨神経への圧迫に繋がることが多くあります。これは、整形外科のレントゲンでは映らない「使い方」の問題であり、坐骨神経痛の隠れた原因である場合が少なくありません 。
整形外科でのレントゲン検査では、骨の異常しか確認できないため、筋肉や筋膜の硬さ、姿勢の歪み、動作パターンといった「使い方」の問題が坐骨神経痛の原因である場合、「異常なし」と診断されることが少なくありません 。しかし、その「使い方」こそが、痛みの本当の根源である場合が多いのです。
2. 「もう諦めかけていました…」坐骨神経痛から解放されたリツコさんのケース
静岡市にお住まいの40代女性、リツコさんは、数ヶ月前から座っているとお尻の奥が痛み、立つと太ももの裏側がしびれるようになり、デスクワークも辛いとご来院されました。以前は週末にテニスを楽しんでいたそうですが、最近は痛みとしびれで全く動けず、スポーツを諦めかけているとのことでした。
整形外科では「坐骨神経痛」と診断され、痛み止めと湿布を処方されましたが、その場しのぎで症状は改善しないと感じていらっしゃいました。「もうこの痛みと付き合っていくしかないのか…」と諦めかけていたときに、インターネットで「静岡市 坐骨神経痛 治療」と検索し、からだ鍼灸整骨院のブログを見つけてご来院されました。
詳しくお話を伺うと、リツコさんは長時間のデスクワークで猫背になりがちで、腰やお尻の筋肉が非常に硬くなっていることが分かりました。当院での詳細な評価では、骨盤の歪み、股関節の可動域制限、そしてお尻の深部にある梨状筋の著しい緊張が確認され、これが坐骨神経を圧迫している主な原因であると判明しました 。また、体幹の筋力低下や、立ち上がる際の体の使い方にも問題が見られました。
私たちは、リツコさんの坐骨神経痛が単なる神経の圧迫だけでなく、姿勢の歪みと筋肉の硬さ、そして間違った体の使い方から来ていると考え、施術計画を立てました 。
初回の施術では、硬くなった梨状筋や腰部の筋肉に対し、トリガーポイント療法と筋膜リリースを組み合わせ、慎重に緊張を緩めていきました。特に、痛みの「引き金」となっているトリガーポイントに集中的にアプローチすることで、神経への圧迫を軽減しました。また、鍼療法も併用し、深部の筋肉の緊張を緩和し、血行を促進しました。同時に、仙骨（骨盤）の調整する骨盤・姿勢調整を行い、全身のバランスを整えました。ご自宅でのセルフケアとして、お尻や太もも裏のストレッチ、正しい座り方の指導、そして体幹を意識した簡単なエクササイズをお伝えしました 。
週に2回のペースで通っていただき、4回目の施術後には「座っていてもお尻の痛みが減った！」「しびれを感じる時間が短くなった」と笑顔で話してくださいました。1ヶ月後には、痛みなくデスクワークができるようになり、テニスも軽い運動から再開。「まさかここまで改善するとは思いませんでした。本当に感謝しています！」と嬉しいお言葉をいただきました 。
3. からだ鍼灸整骨院だからできること〜根本解消への道のり〜
一般的な整形外科や他の治療院では、坐骨神経痛に対して痛み止めや湿布、電気治療、牽引などが中心となることが多いかもしれません。
しかし、からだ鍼灸整骨院は「整形外科では異常なし。でも、確かに痛い」という「筋肉の痛み・痺れの解消」の「根本解決と再発防止」を強く求める方を対象としています 。
私たちは、坐骨神経痛の痛みを単なる神経の圧迫として捉えるのではなく、その根本原因を徹底的に追求し、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの施術計画を立てます 。
静岡市で坐骨神経痛の治療をお探しなら、ぜひ当院にご相談ください。
3-1. 丁寧な評価と徹底した原因究明
私たちは、まず時間をかけてあなたの痛みについて詳しくお話を伺います。いつから、どのような時に、どの程度の痛みやしびれがあるのか、ライフスタイル、仕事の形態、スポーツ歴、過去の怪我や病歴など、細かくヒアリングを行い、痛みの「物語」を多角的に理解します 。
その後、静的姿勢や動的姿勢の観察、徒手検査、動作検査、触診などを通じて、腰椎の動き、骨盤の歪み、股関節の可動域、お尻や太ももの筋肉の硬さ、神経の圧迫部位などを総合的に評価します 。坐骨神経痛の原因は、腰椎の問題だけでなく、お尻の筋肉の硬さ、股関節の機能不全、さらには全身の姿勢の歪みや「体の使い方」の問題から来ていることも少なくありません 。当院では、あなたの身体全体を診て、真の原因を特定することに力を入れています.
3-2. 確かな知識と手技によるアプローチ
からだ鍼灸整骨院では、特定した原因に対し、最適な施術法を組み合わせることで、効果的な改善を目指します。私たちは「“なぜ痛むのか”を可視化し、“再発しない体の使い方”を習得する整骨院」として、ロジカルに評価し、根本改善を目指します.
当院では、患者様一人ひとりの身体を解剖学的・運動学的に深く理解し、「“なぜ痛むのか”を可視化し、“再発しない体の使い方”を習得する」ための最適なアプローチを提供しています.
- 鍼療法：機能解剖学の観点から、全身の体の動きを整えながら、痛みのある部位や関連する筋肉の緊張を緩め、血行を促進します。特に、坐骨神経の圧迫に関わる深部の筋肉（梨状筋など）や、関連するツボにアプローチすることで、根本的な改善を促します。
- トリガーポイント療法：痛みの原因となっている筋肉のしこり（トリガーポイント）を特定し、手技や鍼で直接アプローチすることで、筋肉の緊張を解放し、痛みを緩和します 。坐骨神経痛の場合、お尻や太ももの裏の筋肉に形成されやすいトリガーポイントへのアプローチが特に重要です 。
- 筋膜リリース：筋肉を覆う筋膜の癒着を剥がし、筋肉の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにすることで、梨状筋と坐骨神経にかかるストレスを軽減します 。腰からお尻、下肢にかけての筋膜の連鎖を考慮した施術を行います。
- 骨盤・姿勢調整：坐骨神経痛の根本原因が骨盤や姿勢の歪みにある場合、専用の矯正手技で身体のバランスを整え、神経への圧迫を軽減します 。正しい姿勢を維持し、腰部への負担を最小限に抑えることを目指します。
これらの施術を、あなたの症状や身体の状態に合わせて、最適な形で組み合わせることで、痛みの改善だけでなく、再発しにくい身体づくりをサポートします.
3-3. 再発予防のためのセルフケア指導と習慣化
施術で痛みが改善しても、日常生活での癖や習慣が変わらなければ、再び痛みが現れる可能性があります 。からだ鍼灸整骨院では、施術だけでなく、ご自宅で簡単にできる効果的なストレッチやエクササイズ、正しい座り方や立ち方、日常生活での注意点など、具体的なセルフケア指導を徹底して行います 。LINEでの動画配信なども活用し、継続的なサポートで「戻らない体づくり」を支援します.
あなたの身体を自分でケアする力を育むことで、症状の再発を防ぎ、痛みなく快適な毎日を送れるようサポートいたします.
4. あなたもできる！坐骨神経痛セルフチェック＆予防のポイント
ご自身の体の状態を知ることは、痛みの予防や早期改善に繋がります。坐骨神経痛の症状が疑われる方は、ぜひチェックしてみてください。
4-1. 【セルフチェック】
- お尻の真ん中あたりから、太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みやしびれがあるか？
- 座っていると、お尻や足がビリビリ、ジンジンと痛んだりしびれたりするか？
- 前かがみになったり、腰を反らしたりすると、痛みやしびれが増すか？
- 長時間歩くと、足がだるくなったり、しびれたりして休む必要があるか？
- 足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくいと感じることはあるか？
これらの項目に当てはまる場合、坐骨神経痛の可能性が高いです。不安な場合は、静岡市のからだ鍼灸整骨院にご相談ください。
4-2. 【予防のポイント】
- 正しい姿勢の維持：座るときは深く腰掛け、背筋を伸ばし、猫背にならないように意識しましょう。長時間同じ姿勢を避け、適度に休憩を取り、体を動かすようにしましょう。
- ストレッチと適度な運動：お尻（特に梨状筋）や太ももの裏、腰部の筋肉のストレッチを日課にしましょう。ウォーキングなど、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。
- 体を冷やさない：腰やお尻、足の冷えは血行不良を招き、痛みを悪化させることがあります。湯船に浸かる、使い捨てカイロを利用するなど、体を温める工夫をしましょう。
- 適切な靴選び：クッション性が高く、足への負担が少ない靴を選びましょう。ハイヒールや底の薄い靴は避けるのが賢明です。
- 重いものを持つ際の注意：重いものを持ち上げる際は、腰をかがめるのではなく、膝を曲げて姿勢を低くし、体の重心を意識して持ち上げましょう。
5. 痛みから解放され、笑顔で歩ける毎日へ
「もうこの痛みは治らないんじゃないか…」と諦めかけていませんか？
坐骨神経痛は、適切な診断と施術、そしてご自身でのセルフケアを組み合わせることで、必ず改善へと導くことができます。
からだ鍼灸整骨院は、静岡市葵区で「筋肉の痛み専門家」として、長年の経験と確かな知識、そして最新の技術を駆使し、あなたの痛みに真摯に向き合います 。私たちは、ただ痛みを和らげるだけでなく、なぜ痛みが出ているのかを徹底的に探り、根本からの改善を目指します.
「ここまで丁寧に診てくれたのは初めて」と感じる信頼感、「ちゃんと原因がわかって、説明してくれる」納得と安心 。そして「もう一人で我慢しなくていい」と思える伴走者的な存在として、私たちはあなたの痛みに寄り添います 。
まずは、あなたの現在の状態を詳しく知ることから始めましょう。どんな些細なことでも構いません。静岡市で坐骨神経痛の治療にお悩みでしたら、ぜひ一度、「からだ鍼灸整骨院」にご相談ください。
一歩踏み出す勇気が、あなたの未来を変えるきっかけになります。
6. この記事の監修・執筆者
からだ鍼灸整骨院 院長 長野 圭佑
はじめまして。からだ鍼灸整骨院 院長の長野圭佑です。
私自身も長年の臨床経験の中で、多くの「整形外科では異常なし、でも確かに痛い」という患者様の声と向き合ってきました 。その中で、痛みの本当の原因は、深層のコリや間違った動作パターンにあることを痛感しています.
当院は「筋肉の痛み専門家」として、患者様の「なぜ痛むのか」を徹底的に追求し、根本からの改善を目指しています.
【保有資格】
- 鍼灸師・柔道整復師（国家資格）: 身体の専門家として、解剖学、生理学に基づいた確かな知識と技術で施術を行います。
- NESTA PTI（パーソナルトレーナー）: 姿勢や動作の専門家として、単なる治療だけでなく、再発しない体づくり、正しい体の使い方を指導します。
- アクティブリリーステクニックマスタープロバイダー: 筋肉や筋膜の癒着、トリガーポイントに特化した高度な手技で、深部の痛みの原因に直接アプローチします。
- 臨床トリガーポイント: 痛みの発生源となるトリガーポイントを正確に特定し、効果的な治療を行います。
- TPI（タイトリストパフォーマンス研究所）: スポーツにおける身体の連動性や動作分析の専門知識を持ち、特にゴルフをされる方のパフォーマンス向上や怪我予防にも貢献します。
これらの知識と経験を活かし、皆さまが「また痛くなるかも…」という不安から解放され、行動制限なく趣味や旅行、仕事を楽しめる毎日を送れるよう、全力でサポートさせていただきます.
「もう一人で我慢しなくていい」と心から思えるよう、あなたの体の伴走者として、未来の「健康な日常」まで一緒に支えていきたいと考えています.
ぜひ一度、あなたの痛みについてご相談ください。
