
1. 仰向けで寝ると腰が痛いのはなぜ?

1-1. 夜間の痛みが「慢性化」のサインである理由
「日中は動けるのに、横になると痛む」という症状は、腰の表層の筋肉の急性的な炎症ではなく、深層の筋肉や骨盤の歪みによる慢性的な負荷が蓄積しているサインです。
日中は立ったり座ったりすることで、腹圧や周辺の筋肉が腰を支えています。しかし、仰向けになり、全身の力が抜けた(はずの)時に痛むということは、本来リラックスすべき深部の組織が、硬さや過剰な緊張によってリラックスできていない状態にあることを示しています。
1-2. 【新常識】姿勢矯正だけでは治らない腰痛の真の原因
腰痛治療で「姿勢を良くしましょう」「骨盤を矯正しましょう」と言われることは多いですが、その骨盤を歪ませている「根本的な張力」にアプローチしなければ、痛みは再発します。
その張力、すなわち腰痛の真の原因は、体の深部にある腸腰筋が硬くなることで生じる、骨盤の前傾と腰椎の過度な反り(反り腰)にあるのです。
2. 仰臥位(仰向け)の痛みの真犯人は「腸腰筋」の硬さ

2-1. 腸腰筋とは?腰椎と骨盤に直結する深層の筋肉
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋という二つの筋肉を合わせた総称です。この筋肉は、**背骨(腰椎)**の下部から始まり、骨盤の内側を通って太ももの付け根に付着しています。
- 役割: 股関節を曲げる(足を上げる)主要な筋肉であると同時に、体を直立させる際や、体幹を安定させる上で極めて重要なインナーマッスルです。
- 構造的な重要性: 腸腰筋は、腰椎に直接付着しているため、硬くなると腰椎を前に引っ張り続けるという、逃れられない構造的な負荷を腰にかけます。
2-2. Q. 腸腰筋が硬いと、なぜ仰向けで腰が痛むのですか?
A. 硬くなった腸腰筋が仰向けになった際に緩まず、骨盤を前傾方向に引っ張り続けるため、腰がベッドに密着できず、常に反った状態(伸展位)になり、痛むからです。
仰向けで寝る(仰臥位)と、腰は自然なS字カーブを保ちつつ、体重を分散させてリラックスするはずです。しかし、腸腰筋が硬いと、腰椎が前に引っ張られ、腰とベッドの間に隙間ができてしまいます。
この「腰が浮いた状態」は、腰椎を支える周囲の筋肉が休むことができず、睡眠中も無理に緊張し続けるため、腰への負担が蓄積し、痛みとして現れるのです。
2-3. 骨盤前傾が引き起こす「常に力んだ腰」
腸腰筋の硬さは、慢性的な骨盤の前傾を引き起こします。骨盤が前傾すると、以下の悪循環が生まれます。
- 腹筋群の機能不全: 天然のコルセットである腹横筋(インナーマッスル)が働きにくくなり、体幹の安定性が失われます。
- 反り腰の固定: 腰椎のカーブ(前弯)が強くなり、腰の筋肉(脊柱起立筋など)が常に緊張を強いられます。
- リラックス不能: 夜、仰向けになっても、この骨盤と腰椎の位置関係が変わらないため、腰がベッドに沈み込まず、リラックスできない状態が続き、痛みが悪化するのです。
[腰痛改善の無料相談はこちらから公式ラインから][腰痛の治療の詳細はこちらから]
3. からだ鍼灸整骨院の「腸腰筋・骨盤リセット治療」

当院では、あなたの仰向けで痛む腰痛を根本から解決するため、以下の専門的なアプローチで硬くなった腸腰筋と歪んだ骨盤をリセットします。
3-1. 痛みの連鎖を断ち切る「アクティブリリーステクニック」
Q. 硬くなった腸腰筋を緩めるにはどうすればいいですか? A. 深層にある腸腰筋に対し、動きを伴いながらピンポイントでアプローチする高度な手技を用います。
国家資格を持つ院長が、腰の深部に位置し、通常のマッサージでは届きにくい腸腰筋に対して、アクティブリリーステクニック(ART)などの専門手技を適用します。
この施術により、腸腰筋の筋膜の癒着を解放し、筋肉が本来持つ柔軟性を取り戻すことで、骨盤の前傾をニュートラルな位置へと戻し、仰向けで腰が楽にリラックスできる土台を作ります。
3-2. 姿勢の土台を立て直す呼吸連動のインナーマッスル調整
腸腰筋を緩めただけでは、腰痛は再発します。再発を防ぐには、骨盤前傾を抑制し、腰椎を安定させるインナーマッスルを働かせることが必要です。
- 呼吸調整: 腸腰筋と連動して働く横隔膜の機能に着目し、正しい腹式呼吸を指導します。これにより、腹圧を高め、インナーユニットを内側から安定させます。
- 動作指導: NESTA PTIの知見に基づき、立ち方、座り方、寝返りの打ち方といった日常動作の中で、腸腰筋に負担をかけず、腹横筋が機能する正しい体の使い方を習得していただきます。
[腰痛改善の無料相談はこちらから公式ラインから][腰痛の治療の詳細はこちらから]
4. 【症例紹介】夜間の腰痛から解放された50代女性のケース

患者属性: 50代女性、事務職(デスクワーク主体)
初診時の悩み: 2年ほど前から、夜中に仰向けで目が覚めるほどの腰の痛みがあり、寝返りを打つか横向きにならないと眠れない状態でした。朝も腰が張ってしまい、疲れが取れていないことに悩まれていました。様々な高反発マットレスを試しても改善しませんでした。
原因特定: 姿勢検査の結果、強い骨盤前傾と腰椎の反り腰を確認。腸腰筋に触診したところ、非常に硬く緊張しており、これが仰臥位で腰がベッドに沈み込めない原因(リラックスできない状態)と特定しました。
治療計画:
- 初回〜3回目: 硬くなった腸腰筋に対してアクティブリリーステクニックを集中して行い、骨盤の傾きを改善。
- 4回目以降: 腹横筋を働かせるための呼吸指導と、負担をかけない座り方の指導を徹底。
改善プロセス:
- 3回目の施術後には、「久しぶりに朝まで一度も起きずに仰向けで眠れた」と報告がありました。
- 5回の施術で、夜間の痛みは完全に消失。日中の腰の重さも大幅に軽減し、マットレスを買い替える必要もなくなりました。
患者様の声: 「まさか仰向けで寝る時の痛みが腸腰筋の硬さから来ているとは思いませんでした。先生の施術を受けて、本当に腰がフワッとベッドに沈む感覚を初めて味わいました。睡眠の質が改善し、体全体が元気になりました。」
[腰痛改善の無料相談はこちらから公式ラインから][腰痛の治療の詳細はこちらから]
5. まとめ:夜間の痛みを諦めず、根本原因を治療しましょう

仰向けで寝ていると痛い腰痛は、単なる寝具の問題ではなく、腸腰筋の硬さが引き起こす骨盤前傾という構造的な問題です。この根本原因を放置すると、腰への負担は24時間蓄積し続け、腰痛の慢性化を招きます。
静岡市葵区の「筋肉の痛み専門家 からだ鍼灸整骨院」では、深層の腸腰筋を専門的にリセットし、仰向けでも腰がリラックスできる安定した体へと導きます。
もう夜間の痛みに耐えながら眠れない日々を過ごす必要はありません。
本気で腰痛から解放され、再発しない体を手に入れたい方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。国家資格者である院長が、あなたの長年の悩みに終止符を打ちます。
[腰痛改善の無料相談はこちらから公式ラインから][腰痛の治療の詳細はこちらから]
6. この記事の監修・執筆者

からだ鍼灸整骨院 院長 長野 圭佑(ながの けいすけ)
はじめまして。からだ鍼灸整骨院 院長の長野圭佑です。
私はこれまで、多くの慢性腰痛に悩む患者様と向き合ってきました。その中で、痛みの本当の原因は、レントゲンには映らない深層の筋肉のコリや筋膜の癒着、そして体の歪みや間違った動作パターンにあることを痛感しています。
当院は「筋肉の痛み専門家」として、患者様の「なぜ痛むのか」を徹底的に追求し、根本からの改善と腰痛の再発予防を目指します。特に、単なる施術に留まらず、運動療法や行動認知療法を取り入れることで、腰痛が繰り返さない体づくりをサポートします。
【保有資格・専門分野】
- 鍼灸師・柔道整復師(国家資格): 身体の専門家として、解剖学、生理学に基づいた確かな知識と技術で施術を行います。
- NESTA PTI(パーソナルトレーナー): 姿勢や動作の専門家として、単なる治療だけでなく、腰痛を繰り返さないための体づくり、正しい体の使い方を指導します。
- アクティブリリーステクニックマスタープロバイダー: 筋肉や筋膜の癒着、トリガーポイントに特化した高度な手技で、深部の痛みの原因に直接アプローチします。特に腸腰筋などのインナーマッスルへのアプローチを得意としています。
- 臨床トリガーポイント: 痛みの発生源となるトリガーポイントを正確に特定し、効果的な治療を行います。
- TPI(タイトリストパフォーマンス研究所): 特に体の連動性や動作分析の専門知識を持ち、腰部への負担を軽減する体の使い方指導にも貢献します。
これらの知識と経験を活かし、皆さまが腰痛の痛みや不安に悩まされることなく、「腰痛に悩まされない人生」という理想を実現できるよう、全力でサポートさせていただきます。





