足底腱膜炎ってどんな状態?
足底腱膜炎の主な症状は、画像の赤い丸の部分に、炎症が起き痛みを感じます。
重症化するとかかとに骨棘という骨のトゲができてしまい、炎症・痛みともに強くなります。
足底腱膜とは?
足底腱膜は画像の青い部分で、かかとから足の裏面まで伸びています。
足のアーチを支える役割をしています。
足底腱膜は内側部・中央部・外則部と三つに分かれています。
特に内側部は土踏まずを支えており、足底腱膜炎の中で最も薄く、最も負担が掛かります。
そのため、足底腱膜炎で最も痛めやすい場所が、かかとの内側になります。
足底腱膜炎の原因は?
足底腱膜は、長時間歩いたり、ランニングなど繰り返し足底腱膜に負担が掛かることで足底腱膜が硬くなり、画像の矢印のように引っ張られる力が強くなり、かかとに負担が掛かり炎症が起きることで発症します。
そして、
足底腱膜が硬くなる→かかとに負担が掛かる→痛みを感じる→痛みをかばう→足首・膝・股関節などに負担が掛かる→更に足底腱膜が硬くなる
という負の連鎖が発生してしまいます。
足底腱膜炎が治りにくいのはそのためです。
早く治す4つのポイント
- 『早めに治療を受けること』
- 『痛みが軽減するまで、体を休ませる』
- 『足底腱膜をゴルフボールでマッサージ』
- 『患部のアイシング』
1.『早めに治療を受けること』
足底腱膜炎は、足底腱膜の緊張が原因です。
一番は、緊張を取るため、早めに治療を受けて頂くことをお勧めします。
2.『痛みが軽減するまで、体を休ませる』
足底腱膜炎のは、体の使い過ぎ(オーバーユース)により、発生します。
原因となる、足を使う仕事や運動を控える必要があります。
3.『足底腱膜をゴルフボールでマッサージ』
足底腱膜炎は日々のケアが重要になります。
足底腱膜をゴルフボールや竹踏みで刺激してあげることで、
緊張を取ることで症状を軽減することが出来ます。
足の裏全体を満遍なく刺激することが重要です。
注意点としては、かかとの骨の部分がぶつからないようにすること、
痛みが強いところが無理に刺激しない事です。
お風呂でふくらはぎや脛のマッサージも効果的です。
4.『患部のアイシング』
足底腱膜炎は、長時間歩いたり立ったりした後などに患部が炎症を起こすことがあります。
患部が赤くなっていたり、腫れていたり、痛みが出ている場合は、アイシングをする必要があります。
アイシングは、仕事や運動後、お風呂に入ったあとなど一日に2、3回程度を10~15分ほど行うといいです。
足底腱膜炎は、筋肉治療の必要性があります
足底腱膜炎には、足底腱膜の緊張が原因の為、早期にしっかりと硬さを取る必要があります。
しかし、多くの患者様は痛みを感じても無理をしてして、我慢できなくなり来院されます。
足底腱膜炎をかばいながら仕事や運動を続けていると、
代償動作といい、無意識にかかとを地面に着けたくないので、
つま先立ちの様な歩き方になり、足首に負担が掛かります。
また、痛めている方に体重を掛けずに歩くことで反対側の膝や腰が痛むこともあります。
足底腱膜炎が治りにくいワケは、足底腱膜だけが硬いだけでなく、
多くは、足首周りの筋肉や靭帯にも問題がある為です。
通常の足底腱膜炎の治療は、足底腱膜を主に治療を行ないますが、
当院ではまず、どこの関節の動きが悪いのか?どこの組織が緊張が強いのか?
そのうえで関節や筋肉の動きを一つひとつ丁寧に確認し、治療の必要性のある部位を治療していきます。
「筋肉の痛み専門家」で早期解決を!
当院は、「筋肉の痛み専門家」ですので、治療の対象は「筋肉・筋膜・靭帯」です。
足底腱膜炎の原因の多くは、前述のとおり筋肉や靭帯です。
特に痛みの原因である足底腱膜、足底方形筋、足関節の靭帯などは、専門的な知識・技術がないと治療を行うことが出来ません。
当院では、痛みの原因を根本改善することが可能です。
足底腱膜炎でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。